新築マンション購入時の買い取りサービスを利用しなかったために、売却に失敗した体験談を紹介します。
都心まで通勤圏内とはいえ、電車で40分くらいかかる場所で中古マンションを購入して暮らしていました。
購入して4年半くらいでしたが、会社にほど違い場所に新築マンションが建ち発売されることを知りました。そこで考えた末に時間を有効に使えることもあって買い替えを決意しました。
とりあえず新築マンションの説明会に参加したところ、物件の説明はもちろんのことですが前に住んでいる物件の買い取りサービスがあるということを知りました。以前は中古マンションの購入でしたのでそういったサービスがあることはまたく知らず良くできたシステムだなとある意味感心しました。
ただ入居予定1年近く先だったこともあって、それだけあれば自分で売却しても売れるだろうと勝手に思い込んでサービスをお断りしてしまったのが間違いでした。それに買取より仲介で交渉して売った方が高く売れるような妙な自信があったのがすべての過ちの元凶だったと思います
約1年後新築マンションに入居したのはよかったのですが、その前から動き始めていた前のマンションの売却にてこずっていました。業者選びからうまくいかず、お願いした買取業者では結局希望の金額での販売を諦めて査定された額での販売活動をすることになりました。
一応広報活動はしましたがそれでも購入希望者がなかなか見つからず、いつの間にか5年の月日が経ちその間ずっと空室の状態が続いていました。
今思えばあの時買い取りサービスを断らずにいたらすぐに売れていたものをと後悔しても遅かったのでした。新築の支払いもあるのでこの5年間は本当に苦しい日々でした。
最終的には何とか売却することができたものの、希望金額よりかなり叩かれた形で契約せざるを得ませんでした。もしあの時買取サービスを使ってたら今の価格よりも数百万円高い金額で売れていたはずです。仲介業者では販売活動も業者次第で売れなければ結局持ち腐れ状態で引きずっていくしかありません。
その点初めから買取にしておけばより高い金額ですぐに売却できました。
不動産売却というと仲介というイメージがありました。でも自分が売却する立場になって初めて買取の良さというのがわかってきたと思います。
買取にすればすぐに買ってくれるし、買いたたかれることなく適正な価格をきちんと出して買ってもらえるので意外に高く売却できるということがわかりました。
また買い替えをするときには今度こそ買取サービスを利用して無駄がないようにしていこうと思っています。