マンション売却をしようと不動産会社を決めるにあたって、選択ミスによる失敗と逆転成功をした人の体験談を紹介します。
マンションの売却を不動産会社に依頼しようと思い、不動産会社探しのために数社に相談してみることにしました。探し方はインターネットです。結局6社に相談することにしました。優先順位として駅に近くてアクセスの良いところを中心に定期的に相談してみました。
6つの会社では対応がそれぞれに違いました。売却の媒介契約は売主が決められるはずなのに専任ならいいですよ、という会社や販売価格は会社の査定額を優先するという会社もありで、上から目線のところもいくつかあったことには失望しました。
素人なので言われる通りにしておけば大丈夫と言われそうなのかなという気持ちになりお願いしてみました。やはり最初の不安というものは的中するもので、相場価格に売値を落としたにもかかわらず1年経っても希望者は表れず結局この会社からは手を引くことにしました。
その後知り合いの紹介もあり、別の不動産会社に相談してみることにしました。顧客重視というだけあってこの会社は媒介契約の方法についてもしっかり話を聞いてくれた上でお互いに納得して契約に至りました。
また、希望販売価格は前と同じで査定額よりちょっと高めだったにもかかわらず、こちらを優先してくれてとりあえずそこからやってみましょうという姿勢に共感が持てました。どんな小さな疑問にも真摯に対応してくれるその姿勢を見て信頼できると思いました。
前の不動産会社では、ホームページと店舗のウインドウの紙だけでしたが、この会社はおすすめ物件と称してPRしてくれたり、チラシの配布など販売活動も積極的に行ってくれて4ヶ月で売買契約に至ることができました。
マンションの売出価格には、不動産会社の査定価格と売主の希望価格に差があることはよくあるそうです。その額に折り合いをつけるためには売主も相場価格を知っていた方がいいですよと担当の方にアドバイスいただきました。
もちろん売出価格を決める際に考慮しなければいけないのは、住宅ローンの残債や買い替え費用、仲介手数料、引っ越し費用などの金額。そこは不動産会社とよく話し合って価格を決めることが大切です。ひたすら希望価格を押し通していても売れませんので、希望も優先してくれていろいろな条件を踏まえたうえで時には引き下げるといった市場でのポイントなども押さえた賢いやり方をしてくれる不動産会社がおすすめです。
まずは相場価格を自分でもきちんと把握して希望売出価格を決めるということが大切なことだと痛感しました。