
大阪の不動産相場は、大阪市内か周辺地域かといったエリアの違いに加え、マンション・一戸建て・土地などの物件種別、間取り、築年数、面積などの条件によって変わります。本記事では、国土交通省の不動産情報ライブラリが公表する取引当事者へのアンケート調査に基づくデータ、および、公益財団法人不動産流通推進センターがレインズ情報を集計した統計資料を用い、大阪府の直近の不動産売却相場について解説します。
参照元:不動産情報ライブラリ│国土交通省(https://www.reinfolib.mlit.go.jp/) 指定流通機構の物件動向(令和8年6月)│公益財団法人 不動産流通推進センター(https://www.retpc.jp/wp-content/uploads/reins/bukken/bukken2606.pdf)
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| 時期 | 成約価格(万円) | ㎡単価(万円) | 専有面積(㎡) | 築年数(年) | 物件数(件) |
|---|---|---|---|---|---|
| 令和7年6月 | 3462 | 52.13 | 65.35 | 28 | 978 |
| 令和7年7月 | 3618 | 53.94 | 66.79 | 27.54 | 837 |
| 令和7年8月 | 3669 | 55.47 | 65.33 | 27.1 | 794 |
| 令和7年9月 | 3676 | 55.98 | 66.27 | 26.29 | ¥933 |
| 令和7年10月 | 3533 | 52.85 | 66.41 | 28.05 | ¥976 |
| 令和7年11月 | 3523 | 54.41 | 65.28 | 27.45 | 889 |
| 令和7年12月 | 3727 | 55.23 | 66.5 | 27.93 | 839 |
| 令和8年1月 | 3567 | 53.85 | 66.74 | 27.85 | 829 |
| 令和8年2月 | 3656 | 56.32 | 64.96 | 27.15 | 930 |
| 令和8年3月 | 3529 | 53.75 | 66.04 | 27.76 | 1119 |
| 令和8年4月 | 3550 | 53.96 | 65.94 | 29.17 | 820 |
| 令和8年5月 | 3883 | 57.6 | 66.99 | 27.73 | 799 |
| 令和8年6月 | 3693 | 55.3 | 66.2 | 28.44 | 895 |
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| 時期 | 成約価格(万円) | 建物面積(㎡) | 土地面積(㎡) | 築年数(年) | 物件数(件) |
|---|---|---|---|---|---|
| 令和7年6月 | 2541 | 104.97 | 112.37 | 28.9 | 698 |
| 令和7年7月 | 2433 | 102.29 | 103.76 | 30.55 | 534 |
| 令和7年8月 | 2421 | 101.34 | 100.9 | 29.34 | 482 |
| 令和7年9月 | 2594 | 104.31 | 105.62 | 29.2 | ¥570 |
| 令和7年10月 | 2299 | 104.24 | 111.17 | 31.06 | ¥593 |
| 令和7年11月 | 2154 | 101.2 | 111.97 | 31.27 | 640 |
| 令和7年12月 | 2527 | 106.24 | 114.68 | 29.59 | 533 |
| 令和8年1月 | 2531 | 106.12 | 104.99 | 29.4 | 461 |
| 令和8年2月 | 2462 | 104.02 | 109.37 | 29.22 | 568 |
| 令和8年3月 | 2350 | 101.7 | 103.64 | 29.78 | 676 |
| 令和8年4月 | 2517 | 105.04 | 109.86 | 30.09 | 603 |
| 令和8年5月 | 2522 | 104.08 | 108.23 | 28.32 | 560 |
| 令和8年6月 | 2534 | 102.57 | 106.01 | 29.69 | 592 |
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| 時期 | 平均取引価格(円/㎡) | 面積(㎡) | 取引数(件) |
|---|---|---|---|
| 2023年第1四半期 | 137776 | 303 | 896 |
| 2023年第2四半期 | 133034.3 | 292 | 896 |
| 2023年第3四半期 | 143457.3 | 324 | 859 |
| 2023年第4四半期 | 138166 | 293 | 970 |
| 2024年第1四半期 | 142738.6 | 301 | 927 |
| 2024年第2四半期 | 149747.6 | 260 | 857 |
| 2024年第3四半期 | 144424.9 | 283 | 907 |
| 2024年第4四半期 | 141076.4 | 281 | 922 |
| 2025年第1四半期 | 148943.9 | 251 | 864 |
| 2025年第2四半期 | 146096.1 | 248 | 726 |
| 2025年第3四半期 | 138279.4 | 253 | 310 |
| 2025年第4四半期 | 154563.3 | 249 | 368 |
不動産売却では、不動産会社による訪問査定やWeb査定を利用して、おおよその売却価格を確認できます。これらの査定では、自社が蓄積した取引データやレインズの登録情報などをもとに、条件が近い物件の取引事例と比較して価格を算出するのが一般的です。
一方、当サイトでは、国土交通省の不動産情報ライブラリ、および、公益財団法人不動産流通推進センターが公表する統計資料を用いて相場を更新しています。以下では、それぞれの情報の調べ方と表を見る際のポイントを解説します。
マンションの売却相場を見るときは、成約価格だけでなく、間取り、専有面積、築年数、設備、立地が近い物件を比較することが大切です。
2LDK~3LDKは、夫婦のみの世帯から子どものいる世帯まで検討対象になりやすく、一定の需要を見込みやすい間取りです。ただし、大阪市中心部ではコンパクトな間取り、周辺の住宅地ではファミリー向けの間取りが選ばれやすいなど、地域によって傾向は変わる点も理解しておく必要があります。また、築年数が古くなるほど建物や設備の劣化も価格に影響しやすいため、リフォーム歴や水回り設備、共用部分の管理状態も確認しておくようにしましょう。
なお、専有面積については、広さだけでなく間取りとのバランスも価格を左右する要素になります。
一戸建ての売却価格には建物だけでなく土地の価格も含まれるため、マンションとは分けて相場を確認する必要があります。建物については築年数、構造、延床面積、間取り、設備の状態を確認し、土地については、面積のほかにも形状や接道状況、用途地域などをチェックしましょう。
なお、4LDK以上の住宅は、部屋数に加えて建物や土地の面積も大きいことが多いため、成約価格が高額になりやすい傾向にありますが、清掃などの維持管理の負担が増えることから、一部の買主からは敬遠されることもある点に留意が必要です。
土地の売却相場は、面積だけでなく、駅までの距離や周辺施設の充実度、前面道路の幅員、接道状況、形状などによって変わります。また、住宅用地や店舗用地、事業用地など、想定される使い道も価格を左右する要素です。用途地域や建ぺい率、容積率によって建てられる建物にも違いが出るため、同じ面積でも必ずしも近い価格になるとは限りません。
なお、80㎡前後の土地は、限られた敷地を活用して戸建てを建てたい層の選択肢になりやすい広さですが、実際の需要は地域によって異なります。利便性が重視される大阪市内と、敷地の広さや住環境も重視される周辺地域とでは、同じ80㎡前後でも需要や土地単価が異なるため、地域が近い土地の取引事例と比較することが大切です。
公表データから把握できる相場は、一定期間に成約した物件の平均的な水準にすぎません。実際の売却価格は、物件の状態や立地、売り出す時期、販売期間、買主との価格交渉などによって相場からずれることを理解しておく必要があります。また、売却後に手元に残る金額は、住宅ローンの残債や仲介手数料、印紙税、登記費用、測量費、解体費、譲渡所得に対する税金などを差し引いたものになる点も忘れないようにしましょう。
住み替え時期が決まったとき、希望する手残り額が決まったとき、近隣に比較できる取引事例が少ないとき、早期売却を希望するとき。そのようなタイミングが、不動産会社の査定へ進む目安となります。