不動産売却をする際に、家の印象を上げるだけでなく周辺の住環境がよかったために早期売却に成功した事例です。
中古住宅を購入したのは14年前でした。当時築15年の家でそれほど老朽化もありませんでしたが、さすがに築29年となった今ではあちこちに補修が必要になったりと傷みがみられるようになりました。
白アリ駆除等は行ってきましたが家の造りは決して今どきのものでなくお世辞にも新しい感じはしませんでした。敷地面積も27坪と狭いため庭は猫の額ほどです。ただきれいに使っていた方だとは思います。
いざ不動産屋さんに査定をお願いしたところ頑張っても800万くらいが限度でしょうと言われました。とりあえず家のローンは完済していましたのでマイナス分は少ないものの、既に買い替えの家を契約していたためそちらのローンの支払いが2ヶ月後から始まることになっていました。
そのためとにかく早く売れてくれなければ経済的にひっ迫することが目に見えていたのでした。
売出を初めた当初は、家の前に「この家売ります」の看板とチラシ、その週の末に新聞広告、不動産情報のHPに掲載されました。早く売れたらいいけど難しいかも…と不安な気持ちで過ごしていましたが1週間後に不動産屋さんから「購入したい人と問い合わせがありましたよ。」電話がきました。正直言って驚きました。
古い上にそれほど大きな家でもありませんでしたので、買い手がつかず時間がかかることも想定していました。その後とんとん拍子で話は進みわずか10日足らずで売却が決まったのでした。
築29年ではありましたが、主人がきれい好きだったので掃除は丁寧にしっかりしていた方だと思います。後半の10年ほどは子供たちもそれぞれの道へ巣立ち家を出ましたので壁のシミや傷はほとんどなかったと自負しています。
不動産屋さんに内覧の印象がよくなりますから綺麗にしておいてくださいねと言われておりましたのでその点は気を付けていました。ただ内覧がある日は照明をすべて点けて明るくして植物などを飾っておいたのもよかったのかもしれません。
それでもこんなに早く売れたのは、一番に我が家の目の前が広い道路で交通の便もよく駐車場に入れるのも不自由しなかったことや、周辺にスーパーや病院など比較的便利な場所だったからでしょうと聞きました。