不動産売買といえば、不動産業者と仲介契約を結んで間接的に売却する方法が一般的ですが、一方で、不動産業者と直接取引する不動産買取という方法もあります。
今回はこの不動産買取のメリットについて、詳しく解説していきます。
ここでは、不動産買取を選択した場合の6つのメリットを紹介します。仲介による売却と比較しながらチェックしてみてください。
不動産買取のメリットの一つは、短期間で物件を売却し現金化できることです。それが可能になるのは、不動産買取が業者を仲介して個人に売る方法ではなく、業者に直接買い取ってもらう方法だからです。市場を介さなくていいので、スピード取引が可能になります。
不動産買取は買取業者との直接取引になるので、一般的な売却方法で必要な仲介手数料は一切かかりません。そしてこれも不動産買取の大きなメリットといえるでしょう。なぜなら、売却にかかるコストは少しでも低く抑えたいと誰でも考えるからです。不動産買取を選べばそのコストを安く抑えることができます。
仲介による売却では買い手を見つけるための広告宣伝期間が必要ですが、買取業者との直接取引になる不動産買取ではそうした宣伝期間は必要でなく、スケジュールや資金計画がスムーズに立てられます。
なるべく迅速に売却したいと考える人にとってはこれも大きな利点です。余分なプロセスを省いて生まれた時間を、別の有効なことのために使うことができます。
穴が開いていたり破損していたり、不具合のある不動産も少なくありませんが、不動産買取ではそうした不具合を修復することなく、現状のままで売ることができます。なぜなら、原状回復は売り手ではなく買取業者が行ってくれるからです。劣化状況に合わせて価格は下がりますが、売り手が自ら修復したりそのための費用を出す必要はありません。
家屋を売る場合は家具や家電の処理が気になるところですが、不動産買取ではこれを気にする必要がありません。なぜなら、物件の原状回復や商品化を行うのは買取業者であり、売り手は自ら家具や家電を撤去する必要がないからです。現状のまま売却できるのが不動産買取の特徴ですが、そこには家具や家電を残していくことも含まれます。
不動産を売るとき、なるべく近隣に知られないようにしたいと思う人もいるでしょう。不動産買取はそういう人にもメリットのある方法です。なぜなら、不動産買取は買取業者と売り手の1対1の取引であり、広く一般に向けて宣伝広告することはないからです。そして宣伝広告しなければ、近隣に知られることもありません。
冒頭でも紹介しましたが、不動産売買には、不動産業者を仲介して個人に売却する方法と、買取業者に直接売却する方法の2種類があります。そしてここまで紹介してきたメリットは全て、不動産買取を選んだ場合のメリットです。
こうしたメリットから見えてくる不動産買取の特徴は、売却がスピーディーで手間がかからないことです。仲介による売却では広告期間や原状回復が必要になり、お金も手間もかかりますが、不動産を現状のままで、しかも買取業者と直接取引して売却できる不動産買取では、余分なお金や手間はかかりません。